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がん保険の先進医療特約は必要なのでは?

先進医療特約の加入は必要か?

実施件数をふまえて考えてみましょう。

 

先進医療特約は、

将来的に保険導入が期待される医療技術に

対しての保障を提供するものです。

しかし、

がん保険のオプションとして位置づけられているため、

特約のみの加入はできません。

また、最近では先進医療に特化した保険も

存在しますが、数は少なく保険料も割高です。

そのため、特約の加入を検討する際には、

保険料とリスクのバランスを考慮する必要があります。

また、実際の先進医療の実施数を把握しておくことも重要です。

厚生労働省の患者調査によると、

現在のがん患者数は約390万人とされています。

一方、先進医療技術の中でも多く実施されているのは

「陽子線治療」と「重粒子線療法」ですが、

令和元年度の実施件数は

陽子線治療が約1,300件、

重粒子線療法が約700件でした。

このように、実施件数を考慮すると、

先進医療の実施は全体の一部に過ぎません。

がん患者数に対して実施件数は限られており、

全てのがん治療に先進医療が必要なわけではありません。

また先進医療だから治るという保証があるわけでもありません。

以上の点を踏まえると、先進医療特約の加入が

必要かどうかは個々の状況によります。

特にリスクや保険料とのバランスを考え、

必要な治療が先進医療であるかを正しく判断することが重要です。

 

【まとめ】

先進医療特約は保険のオプションであり、

特約のみの加入はできません。
先進医療の実施件数はがん患者数に対して限られており、

全てのがん治療に先進医療が必要なわけではありません。

また先進医療を受けたら治るとは限りません。
特約の加入を検討する際には、

保険料とリスクのバランスを考慮し、

必要な治療が先進医療であるかを正しく判断することが重要です。
先進医療特約の加入は、

個々の状況やリスクによって判断すべきです。十分な情報を得て、冷静な判断をすることが大切です。