遺族年金って何?初心者講座
みなさん、そもそも「遺族年金」って何?
って思いましたか?
この記事では遺族年金をお金初心者に向けて
わかりやすく説明します。
遺族年金とは、
に加入している人がもらえる年金です。
年金の話題を出すと、
「払い損になる」とか
「年金制度が破綻する」
という話がいっぱい出てきます。
しかし、そもそも年金とは保険の一種です。
日本の公的年金制度は、
老後に年金を受け取るだけでなく、
もしも、
障害を負ったり、死亡した場合にも保障があります。
しかし、多くの人が公的年金を
老後の年金だけだと思っているため、
その保障について知られていないことがあります。
【遺族年金の種類】
遺族基礎年金:
国民年金に加入している人が亡くなった場合の遺族年金
遺族厚生年金:
厚生年金に加入している人が亡くなった場合の遺族年金
【遺族基礎年金のポイント】
①会社員や公務員は遺族基礎年金に加えて
遺族厚生年金も受け取れる
②保険料の未納や滞納がある場合、
遺族年金の受給ができない可能性がある
③受給資格のためには保険料納付済期間が
加入期間の3分の2以上必要
【遺族基礎年金の受給額】
配偶者の受給金額:
年額約780,900円 + 子の加算
子の加算:第1子・第2子は年額約224,700円、
第3子以降は年額約74,900円
【遺族厚生年金のポイント】
①遺族基礎年金との違いは、
子どものいない配偶者にも支給される点
②受給資格は死亡した人に
養われていた人を対象とする
③55歳以上の夫、父母、祖父母、
子や孫も対象となる
遺族年金の受給額は、
個人の収入や加入保険によって異なります。
簡単な計算方法としては、
①今までの平均年収
②勤続年数(25年未満の人は、25年)
③0.005481(特に意味はない魔法の数字)
④4分の3
たとえば、勤続年数10年、過去10年間での
平均年収が400万円だった人の場合
①400万円 × ②25年 × ③0.005481 × ④4分の3
= 年額約41万円
これが、遺族厚生年金の受給額です。
【まとめ】
公的年金制度は老後だけでなく、
障害や死亡時にも保障があるものです。
自身の受給額や制度について理解し、
必要な保障を考えることが重要です。
特に若い世代や新入社員は、
遺族年金の存在や保障内容について知識を
持つことで将来の備えをすることができます。
これからも一緒にお金の勉強していきましょう。