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公的年金は払った方の元が取れるのか?

年金って元が取れるの?

こう思う方も少なくありません。

なので国民年金と厚生年金に分けて解説します。


国民年金は40年間の年金保険料を支払うと、

約788万円となります。

もらえる国民年金は年間で約78万円です。

 

国民年金の総受給額は、平均寿命までの期間で以下のようになります。

男性(平均寿命81歳):約1,250万円
女性(平均寿命87歳):約1,700万円
国民年金は、

65歳からの受給を開始し、

支払った年金保険料に対して、

男性は約1.6倍、女性は約2.2倍の

年金を受け取ることができます。

したがって、

国民年金は約10年間の受給で元が取れ、

その後は長生きすればするほど得をすることが分かります。

 

厚生年金の総受給額は、

以下の条件を基に解説します。

 

平均勤続40年
平均年収500万円


この場合、厚生年金の総納付額は約1,800万円

となります(国民年金保険料を含む)。

年金受給額は国民年金が年間約78万円、

厚生年金が年間約110万円で、

合計で年間約190万円です。

 

同様に、65歳から受給を開始し平均寿命まで

生きた場合の総受給額は以下の通りです。

 

男性(平均寿命81歳):約3,000万円
女性(平均寿命87歳):約4,100万円


男性は支払った年金保険料の約1.7倍、

女性は約2.3倍の年金を受け取ることができます。

ただし、将来の保険料の変動や年金受給額の

減少などによって、元が取れるまでの

年数が変わる可能性もあることに

留意する必要があります。

 

なお、会社員や公務員の扶養に入っている人は、

国民年金保険料を支払わなくても

国民年金を受給できる点も考慮に入れると、

公的年金がさらにお得であることが分かります。

 

【まとめ】

年金制度は個々の収入や生活状況によって影響があります。

将来の収入や資産状況を考慮し、

適切な年金計画を立てることが重要です。

また、健康に留意することで元が取れる確率が上がります。

年金制度は公的年金や厚生年金などの

財源から支えられており、

総受給額も人によって異なります。

将来の年金受給額や保険料の変動にも注意が必要です。

個々の状況に合わせた年金プランニングが必要であり、

将来に備えた賢い選択が大切です。